2016年11月21日月曜日

禅問答のヒントがあった本

グラフィックデザインⅠスクーリング。

前半と後半の間の4日間、禅問答の答えの兆しだけでも見えたらと、いくつかの文献をあたりました。
前半の講義の中ででてきた著書の著者の中で、一番身近に感じたというか、感覚的に「あ、この本ならぼくにも少しは理解できるかも」と思ったのがブルーノ・ムナーリの著書でした。

ブルーノ・ムナーリについてはこちらをご参照いただければと・・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AA
(Wikipedia)


ムナーリさんは絵本作品が有名みたいです。
が、ムナーリさんはWikipediaにも書いてあるとおり「多くの顔があるため、その全体像が掴みにくい」人だと思います。
アーティストだけどアーティストじゃなくて、デザイナーだけどデザイナーじゃなくて、絵本とかあるけど意味不明な絵のない絵本があったり・・・存在そのものが禅問答みたいな人だと、ぼくは感じました。
そんな禅問答みたいな人が書いたデザインやコミュニケーションや芸術についての著書なら、ぼくが行き詰った禅問答の答えのヒントがあるかもしれない。
そう思って、中間期間の4日間でムナーリさんの本を寝る時間を削って読んでみました。
読んだ本の中で読んでよかったなと思った(このブログを書いているのはスクーリング全日程終了後です)が、まずこの本。


この本の「成長と爆発」という章。
このスクーリングは「時間」がテーマです。
ぼくは選ばなかったけど、前半で「苔」や「植物」「くもの巣」などの生きているものに時間を感じて、それを演習の題材にしている人がいました。
ぼくが題材として「罅(ひび)・亀裂」も、一定の時間の中で亀裂が深くなったり広がったりするという部分では植物に似てます。

「成長と爆発」のところをを読んで、類似性について、ただ「あぁ、似てるな」ではダメで、似てると思う双方について一定のデータ(形、造形、数値、法則など・・・)の一致が必要なんだということがわかりました。
その観点で調査・検証したら、ぼくが前半最終日に「罅(ひび)・亀裂」に感じた「扇状地の創生の過程に似てる」「雷に似てる」といった「似てる」というものは、データにおいては似ていないことがわかりました。

この科目は「グラフィックデザイン」です。
なんですけど、あとあと先生とお話をしていたら(今になってみたら)、これは「グラフィックデザイン」ではあるんだけど、「グラフィック」+「デザイン」ではなくて、「データグラフィックス」という、デザイン以前の、まったく次元が別の基礎概念だということがわかってきました。
デザインを仕事でするにはあんまりいらないけど、デザインをするなら身についておいてほしい概念、考え方、造形と言葉の関係・・・だから、デザインだけどデザインじゃない。でも、やっぱりデザイン。
そんなところが禅問答なんだって思えるようになりました。


あと、もう一冊、読んでおいてよかったムナーリさんの本。
もしかしたら、こんな本をスクの前に読んでおいていたら、前半の先生の講義がもっともっと理解できたかも・・・って思った本です。


今(このブログを書いている時点では)はもう全日程が終わりましたが、この本は折を見てもう一度熟読したいなと思ってます。
前半の講義の中で「プログラム」なところに???になった人とか、デザシスでこのグラデ1をとった人には、きっと面白いし、ぼくは読んでおいてよかったと思いました。
直接的に後半の制作物に影響するわけではないけれど、後半、何をしたらいいのか、わからない(わからなかった)なりにとりあえず手を動かしたり作業したりするきっかけ、つまり、手も足も出ないんだけど手の先のツメの先くらいは動かせるかも?っていうようなヒントが、この本にはありました。


そんなこんなで本を読みつつ、禅僧の修行の後半を迎えたのでございました。・・・ってか、このブログの記事まで禅問答みたいになってきてる・・・。。゛(ノ><)ノ ヒィィィィィィ

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