2015年1月10日土曜日

“思う理由”を言葉にして述べること。

そんなこんなで1-1、1-2に引き続き、タイポグラフィ課題1-3。
これで完結・・・って、やっぱり分量多いなー

お題は「美しいと思うレイアウトの誌面を3つ、見開きでコピーまたはスキャンして採寸しまくり、なんで美しいと思うかを1誌面につき800字程度で考察せよ」だす。

ってか、ってか、つーかーれーたーーーーー!!!
あらゆる箇所を採寸するって、けっこうメンドクサイ!

最初、コピーに手書きで赤で書き込もうと思ったけど、フォントサイズや行間・行送り・カーニングなんかは、実際に誌面を実寸でスキャンして読み込んで、それを下書きにして同じフォントか近いフォントで手打ちしてみるのが一番正確なのだ。
どうせスキャンするなら、実寸で取り込んで、Illustrator上で採寸データを書き込んでしまったほうが、やり直しもきくしラクかな・・・と思ったのが間違いですた。

そもそも、課題1-1で指定されているフォーマットが見開きではなくA4縦のペラ1枚構成が前提になっている。
つまり、A4縦の中で使える版面に本の見開きサイズを収めるということになるのだ。
そこでぼくは思ったですよ。


・・・ってか、A4変形判とかの大判雑誌なんか見開き(およそA3サイズ)を縮小してA4ペラ1枚の版面に配置したら、書き込んだ採寸データなんか文字が豆状態でまったく読めなくなってしまうではないかっ( ̄□ ̄;

というわけで、学習質問してみますた。そしたら、

「1ページに誌面1ページ(見開きの片方)だけにして、見開きに台紙2枚分使ってもいいよ」

との回答ですた。

タイポグラフィはこの件をはじめ、学習指導書ではわからないことが多くて、けっこう学習質問をしますた。
わからないというか、AにもとれるけどBともとれる、みたいな判断のつきにくいところが多かったですよ。
けど、先生の回答は早かったし、WEB質問がOKだったからすごく質問しやすかったし、先生も「わかりにくくてごめんなさい」みたいなコメントあったりで人間味が伝わってきて、質問してよかっただす。


1-3は採寸もですけど、事前準備もけっこう時間がかかりますた。
スキャンするときに、見開きでスキャンするということは、かなりグリグリと誌面を開いて、場合によっては本をバラさないと、実寸に近い状態でスキャンするのは難しい。
なので、本を最悪バラしてもいいように、できるだけ手持ちの書籍、もしくは古本屋で安く手にはいるものを探しました。

また、3つの誌面ということで、ある程度バリエーションを持たせますた。

ひとつは大判で図版が多く、タイプフェイスにも遊びが多いデザイン系の雑誌
design adDict 1 デザイン・アディクト 1」。



ひとつは小型の読み物系雑誌
美術手帖 2008年 12月号



ひとつは1997年初版の、今ではちょっと珍しい小型製本で、全編が上下2段組で構成されているこれ。
ニューヨーク現代美術 1960~1988



「デザイン・アディクト」はいろんなデザインをいろんな角度から紹介する雑誌で、版面の位置がとても特徴があるです。
版面の位置って、ふつう天より地の方が長いと思うんですけど、この雑誌は天のほうが短くて、大見出しも天から5ミリくらいの位置まで上に上げられてるんだす。
全体的に上に上に、外へ外へと浮き上がって広がるような誌面構成になってて、面白いだす。
中身も合成フォントを多用していたりするです。
とくに明朝とゴシックというベーシックなフォントで作られた合成フォントを使用しながら、誌面の力点になるようなポイントでデザインフォントを使って文字を絵的に演出してたりするのが面白い雑誌だすよ。

「美術手帳」は、きっとこのブログを見る人には馴染みのある雑誌なんだと思うけど、美大に入ったクセに美術に興味のない人生を送ってきたぼくは、ムサビ通信に入学して初めて見た雑誌だす。
この雑誌、面白いと思ったのが、文字量の多さ。
オール読売かって思うくらい、文字を読ませる記事も多い。
そして、そこに入る図版のほとんどがノートリミングで、実物の絵のサイズの縦横比を保ったままうまく配置されているのに驚いたです。

「ニューヨーク現代美術」は、レイアウトの本に平面黄金比による誌面構成の例として載っていたので、Amazonの中古で手に入れますた。
この本は手にとってみると、最近はあまり見ない、新書よりはちょっと大きいけど、小説なんかでよく見るA5判に近いハードカバーの本に比べたら小さい、面白いサイズ感がなんともいえない本ですた。
考えてみれば、社会人になってからは簡易製本の雑誌や技術解説本、文庫本なんかばかりで、ハードカバーの上製本を手に取ること自体がものすごく久しぶりのような感じでございますよ。
久しぶりに硬い上製本を手に取ってページをめくってみたら、表紙より中身のほうが少し小さくて、本を開くと中身の誌面のまわりにハードカバー表紙がさらに余白のように見えるということに、当たり前なんだけど、そんな当たり前のことにあらためて気が付いたですよ。
表紙の固い紙の中から中身が出てくる感じは、なんかフランス料理とかで、お皿の下にお皿があるみたいな感じに似て、ハードカバーならではの本の質感というか、持ち味を楽しみますた。

というわけで、本を選び、スキャン。
そしてひたすら採寸採寸・・・ここまででたぶん30時間は軽くかかってるです。
ラクそうだと思ってタイポグラフィ履修したのに、とんだダークホースでございますた。

採寸入りの誌面データをInDesignに取り込み配置。
それぞれに800文字程度の考察ページをつけていくですよ。

正直、「なぜそのレイアウトが美しく見えるか」と言われても、なんかピンとこないというか、言葉にならない。
そこで、学習質問してみたですよ。

教科書を読みましたが、美しい本文組がどのようなものであるかがなかなかピンときません。
あとえば「この文字組は余白が生きていない」とあっても、なぜ余白が生きていないのかがわかりません。
何か理解の助けになる参考図書などあれば教えてください。

で、回答は、ピンとこないという素直な感覚は理解できるけど、よく観察してがんばってみてね、ってな優しいお言葉をいただいたです。
で、一緒におススメの本を教えていただきますた。

タイポグラフィの基礎―知っておきたい文字とデザインの新教養



この本、図書館で借りて読んでみたけど、やっぱり教科書同様に、ぼくには難しかったです。
そんなわけで、組版・レイアウトの常識的な基礎知識を元に、なんとか考察を書いたです。
考察は800字程度しか書けないので、版面の比率のこととか、ホワイトスペースの多い少ないとか、そのぐらいのことしか書けませんですた。
ってか、あんな考察でいいのかなぁ・・・不安だー(((lll´艸`)

この課題の一番難しいのは“思う”という漠然とした感覚的なものの根拠や理由を言葉にして相手に伝えないことだと思うですよ。
温泉に入って「うおぉ~ε=Σ( ̄ )ホッ」ってなった瞬間って、ぼくにとっては至福のひと時なんですけどね、その至福だと感じる理由を述べよって言われても「だって、きもちいぃんだもーん」くらいしか言葉にできないですよ。
温泉と同じくらい、この課題のレポートは頭を悩ませましたでございますよ。


最後に出力して簡易製本。




最後の最後に課題1-2の歯間ブラシで描いたやつを貼り込んで、完成ヽ(ΦωΦ*)ノ
・・・み、道程は長かった・・・
もう今年度も時間ないし、どうか1回で合格してくれますように!

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今回の費用

出力・製本代(キンコース)定価320円+消費税から学割10%オフで311円!

課題1-2用紙代:30円/1枚
課題1-2用スタンプ台:108円

切手代:50円

4 件のコメント :

  1. 課題制作お疲れでございました。
    タイポグラフィの課題1−3は編集デザインの課題1とほとんど一緒で、私は両方履修していたので、同時進行してました。図書館で借りてきた本をスキャンしてイラレに貼り付けてA4フォーマットでプリントしてから、赤ペンで書き込んでました。
    タイポグラフィと編集デザインの違いは、編集デザインの方が、文字組をしっかりと決めないといけないことです。○級×○文字詰め、字送り、行送り、字面、アキなどきっちりと0.25ミリ精度まで要求されます。(ポイントならその計算も書き込むこと)
    タイポグラフィの場合は少しアバウトで全体のデザイン重視の感じがしました。

    さすが都会ですね、便利な製本があるのですね〜。私は100均のクリアファイルに入れました。

    多分合格でしょうけど、カツカレー大盛りが光ってますねぇ〜(^^)

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    1. 編集デザインの課題1って似た感じなんですね。せっかくタイポグラフィで感覚掴んだので、来年度の履修を検討しようかな♪
      課題1-3はかなりデザイン重視な説明しか書いてないので少々不安だったりします。
      とりあえず早めに結果出てほしい!
      WEB学習質問したとき回答が翌日にはきてたので、添削も早いといいなぁ~
      ※まだカツカレー大盛り、食べるにいたってません。いつかムサビの学食で食べてみたいもんでございまする“o(* ̄o ̄)o”♪

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  2. お疲れ様でした。美術手帖はそういうわけだったのね。

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    1. うふふ~♪そういうわけだったのでございますですよヽ( ´¬`)ノ
      美術手帖はじめ、美術作品を紹介するような記事の図版は、作品をトリミングなんてしていないのが当たり前だと先入観で思っていたけど、組版という視点からすれば「図版の中で一番見せたいところ」をトリミングすることも可能なのに、美術手帖はしてなかったのが面白かったでございますー♪“o(* ̄o ̄)o♪

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