2014年7月23日水曜日

うむ。鰻はやっぱりおいひい♪

後半2日目。
今回は先生が4人。
1人の先生に対して学生16~17人くらいの班に分かれている。
本制作に入るには1日目の宿題を先生に見てもらい、「これでいきたいです!」っていうのがあればそれを相談したりして、最終的には本制作にどの案を採用するか、先生のOKをもらわなくてはならない。

2日目は朝イチバンで宿題を含めて先生に見てもらえる準備ができた人から名前を書いていき、名前がかかれた順番に先生とお話しをする。
ぼくは早めにOKもらって本制作に入りたかったので、2番目に名前を書いた。

まず宿題で描いた20案を全部みてもらう。
他の班からは「ダメダメダメダメー!」とか「ちょーつまんない、却下」とか、ケチョンケチョンに言われてる声が遠くから聞こえてくる中、ぼくの担当の先生は終始にこやか・・・っていうか、たまに失笑したり、本気で鼻吹きそうになったりしながら、楽しそうにぼくの説明を聞きながら全20案をみてくれた。
なんか、すごく楽しくて嬉しかった。

そんな20案の中から先生が「これいいじゃん」って選んだ案がこれ。


これは、アイディアが線=要素が1つのもの。
要素が少ないということは、パッとみた瞬間に理解してもらうべき要素が少ないということで、見る人にわかりやすいアイディアだと思う。
さらに、この案だと足の裏というインパクトのある背景を“必然性”をもって使用することができる。
それによって、インパクトのあるデザインも可能だ。
ただ、この案にはマイナス点ももちろんある。
タコとマメと魚の目のディテールを損なわずに蝶にして、さらにその蝶を足のウラに生息させることはグラフィック作成の技術的にもデザイン的にも困難そうであること。
もう一つは蝶を3匹描く課題なのに、マメや魚の目はそもそも小さなもので、主役の蝶が小さなってしまい、引き立て役の足の裏にインパクトで負けてしまうのだ。


そんなわけで、ぼくは「これでいきたい!」とこれを先生に提案。
アイディアが立体=要素が3つ絡み合って成立している案だ。


1:鯨・鰻・鮪→日本人の食卓に欠かせないものである(あった)こと
2:昭和(過去)・平成(現在)・未来という時間軸
3:絶滅の危機にある魚類であること

この3つの要素が「おいしい」という共通項で繋がっているというテーマ構造になっているのだ。

この3つの要素をどれだけわかりやすく見る人に伝えられるか。
デザインすることは大変だと思ったけれど、薄っぺらな内容のものでパッと見のインパクトやデザインで人気を得るよりも、見ればみるほど「へぇ~」と思ってもらえるような奥行のあるテーマの作品を作りたいと思って、これでいくことにした。
カッコつけていうならばあえて難しい方向を自ら選んだとでもいおうか・・・あ、かっこつけすぎ?(笑)
そんな思いも先生に話し、最終的に先生も快くOKをくれた。


しかし、先生から一番本質的なことの指示が!

「このスケッチだと寿司は寿司で蝶じゃないし、鰻は蒲焼でやっぱり蝶じゃない。
この課題は蝶を作る課題だから、そこのところを掘り下げて表現を工夫すること」

どうやって蝶を作るかについて、ホンモノの食材を使って写真撮影をする前に(ぼくが絵を描けないことは先生にも自白してあったので)デジタル合成(CG)でいいから、一度蝶を作ってみて、ホンモノの食材で写真を撮るかどうかを考えようということに。

そこでぼくは考えた。

デジタル合成のほうがホンモノの食材を使うより良い蝶が作れれば、実際の食材を買わなくていいかも・・・・( ̄∇ ̄+)

そう。お財布の中は2000円・・・(≡д≡)
鯨の刺身、鰻の蒲焼、まぐろの刺身を全部買うだけのお金は、ぼくのお財布にはなかったのだ!

そして、必死こいうネットなどで素材画像を探し、自分が持ちうる限りの拙い技術を駆使して3匹の蝶を作成。


蝶らしさの点はOKが出たが、どうしても鰻だけが、お箸で削り取った部分の画像処理が不自然になってしまって、鯨と鮪に比べて偽物感が出てしまっていたので、鰻だけはホンモノを買って撮影することに。

帰りに京王デパートの食品売り場を覗いてみる。
すると、一番安い鰻の蒲焼はなんと2780円<( ̄□ ̄;)>
とてもぢゃないがそんな高いものは買えないので、地元のスーパーでみてみることに。

なんと、東急ストアで台湾産の鰻が1380円で売っていた!
しかもひとつだけ賞味期限が近い為に30%オフになっているではないかっヽ( ´¬`)ノ
もう、これしかないと1043円で鰻を買って帰宅。

より美味しそうに見えるように、身をふっくらさせるために蒸しなおして、附属のタレは温めてから刷毛で丁寧に塗った。
そして、ありがたく食べながら蝶の羽の形になるように削っていく。



写真も無事に撮れたので、さっそく撮った写真で鰻蝶を作成。
あと、先生に「躍動感が足りない」「蝶の標本みたいでおもしろくない」って言われてたのを思い出し、ほかの2匹の蝶を、もっと躍動感があるものにブラッシュアップ。
ちゃんと昭和のクジラくんは過去の方向を、平成のウナギくんは現在を、将来食卓から消えるかもしれないマグロくんは未来のほうに向かって飛んでいるようにグラフィックを作り直した。


3匹の蝶のグラフィックを作り終わったのが24時近く。
もう歳も歳なので、そろそろ寝ないと最終日が戦い抜けない。
実は文字組もダメだしくらってたんだけど、レイアウトのツメは最終日にやることにして、疲労困憊で布団にはいった・・・おやすみなさ~い(= ̄  ̄=) Zzzz・・・

---------------------

今回の費用:鰻の蒲焼き 1,043円也

0 件のコメント :

コメントを投稿